さくらんぼ - 旬の食材薀蓄(うんちく、ウンチク)

小さなハート姿に甘酸っぱい味は、まさに「初恋の味」

小さなかわいらしいハートの姿に、甘さと酸味を感じる実。一粒食べれば、ほのかな初恋を思い出させる味です。

また、さくらんぼは「桜ん坊」と書きます。この名前もイメージにぴったりですね。

高級感のあるさくらんぼですが、旬の時期には価格の手ごろでおいしいものが食べられます。

主産地である山形の最盛期は6月。6月中旬には市場では最安値になりますので、まさに今がオススメ。ぜひ初物を食べてみましょう。

さくらんぼはカリウムビタミンC、また微量ながらも含んでいます。

カリウムは血圧を正常に保つのを助ける作用があるため、高血圧の方や塩分を取りすぎた時などに効果があります。

ビタミンCは体を丈夫にし、の吸収を促進させる働きがあります。貧血気味の人やストレスの多い人にはオススメの栄養素です。

また、ケラシアニンという色素も含まれています。これは抗炎症作用を持ち、活性酸素の害から体を守ります。

さらに、冷涼感とすっきりとした後味を持つ甘味成分で、虫歯になりにくいソルビトールという糖アルコールを含んでいます。

中国では古来より漢方薬として利用されてきており、疲労回復や、消化促進に効果があるといわれています。

さくらんぼは軽く冷やした実を、濃い塩水で傷付けないように優しく洗って食べましょう。塩水にさらすことで、さくらんぼの甘さを一層引き立たてます。

日本では生で食べることが多いですが、ドイツやスイスでは伝統菓子に利用されます。

さくらんぼの種を醗酵・蒸留させ、3~4年熟寝かせた酒「キルシュ」とチョコレート・実を使ったケーキ、キリュシュトルテはドイツの定番です。

また、ジャムや砂糖漬けにしたドレンチェリーなどの加工品もあります。

保存方法は、袋に入れて直接冷風が当たらないように冷蔵庫に入れて。甘みが薄れ酸味が強くなっていきますので、早めに食べましょう。

食べ残しを再度冷やすと傷んでしまうので、食べる分だけ出してくださいね。

  • ~お役立ち薀蓄~さくらんぼの代表品種「佐藤錦」は、開発者佐藤さんにちなんだ名称

上手に選ぶコツ


  • 光沢・張りのあるもの
    傷のないもの

  • 青くピンとしているもの
    ※褐色の斑点や黒ずみには気をつけましょう。

旬の時期


6月~7月

さくらんぼのうれしい機能

  • ケラシアニン

    さくらんぼの赤色の色素。抗酸化作用が強いため、シミ・シワ予防や動脈硬化予防の効果が期待されます。
  • ソルビトール

    さわやかな冷涼感とすっきりとした後味のする甘味料。虫歯の原因菌(ストレプトコッカス・ミュータンス)の働きを阻害するため、虫歯予防が期待できます。

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