白菜 - 旬の食材薀蓄(うんちく、ウンチク)
いろいろ使える冬の重宝野菜、白菜
寒くなればなるほど甘味も増して美味しくなる冬の野菜、白菜。値段も手ごろで味も良く、和・洋・中のどんな料理にもマッチする、そんな白菜は家計にも美味しい野菜です。
家庭料理では鍋やおひたし、中華では香辛料をきかせた合わせ酢で和える酸辣白菜(スワンラーバイツァイ)や炒め物、西洋ではトマト煮やスープ煮などで美味しく簡単に食べることができます。
ただ、白菜自体は淡白な味なのでおひたしには油揚げ、酸辣白菜の香辛料、スープ煮にはベーコンを入れるなどして、油や香辛料でアクセントをつけると良いでしょう。
ここでポイント! 白菜は料理によって切り分けるとよりおいしく食べることができます。
炒め物や鍋などは、シャキシャキ・サクサク感を味わえる繊維に沿った切り方にしましょう。
逆に煮物などとろけるような食感にしたい場合、そぎ切りにし断面積を大きくして味をしみ込みやすくしましょう。
冬に欠かせない野菜である白菜は、冷蔵庫に入れる必要がなく新聞紙に包んで、涼しいところに立てて保存しておくと長持ちしますので、常備しておきたいものですね。
白菜の栄養素は水分がほとんどですが、ビタミンC、カリウム、鉄などを含んでいます。
カリウムは血圧上昇させるナトリウムを排泄するので、血圧を下げる働きがあります。また、腎臓における老廃物の働きを促進させるので、アルコールを摂る人はぜひ摂取しましょう。
カリウムを多く摂取するには、やわらかい葉をサラダなどで生食するといいでしょう。ビタミンCも、葉により多く含まれています。
また、白菜に含まれるジチオールチオン類は、抗がん作用が期待されています!
~お役立ち薀蓄~白菜の栄養素、水分多いと思いきや意外!?強い抗がん作用あり
上手に選ぶコツ
- 巻きが硬い
- ずっしりと重みがある
- 切り口がみずみずしい(カットしている場合)
旬の時期
12月~2月(霜にあたると甘みが増して美味しい)
白菜のうれしい機能
ジチオールチオン類
発がん物質を解毒する酵素の生成を促進して、発がん物質の攻撃から体細胞を守る作用があり、抗がん物質としての働きがあります。アブラナ科の野菜類(キャベツ、大根、カブなど)に多く含まれます。