イチョウ葉エキス - 栄養素を知ろう!
私たちの体にどんな影響を与えるのか?
特徴や働きを知りましょう。
特徴
イチョウ葉エキスはイチョウの葉の成分を抽出したもので、ギンコライドとフラボノイドが主成分です。
ギンコライドは血行をよくするのに役立ちます。
フラボノイドには強い抗酸化力があり、血管をはじめとする体細胞の酸化防止を助けます。
これらの働きは、老人性痴呆症や、脳梗塞や脳血管性痴呆などの脳血管障害のほか、加齢に伴う記憶力や集中力、思考力の低下、目の衰えなどといった症状の改善にも役立つとされています。
ドイツやフランスでは治療薬として使われています。
働き
血行を促進し、脳や目の健康に役立つ
ギンコライドは血液を固める物質の働きを邪魔することで、血液を流れやすい性状にするうえ血管の詰まりも防ぎ、血行をよくするのに役立ちます。
とくに脳の血流に対する作用が特長です。
体内を酸化から守る
活性酸素は身体にとって必要なものですが、過剰に発生してしまうと細胞を酸化させて傷つけます。
これが老化やガンの原因といわれています。
また活性酸素は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を酸化させ、血管壁に沈着させて血管を傷つける作用もあります。
これは動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病を引き起こす原因となります。
フラボノイドは自身が身代わりに酸化されて細胞を守り、活性酸素による害を減らすのに役立ちます。
多く含む食品
- 一般の食品からは摂ることができないので、サプリメントからの摂取となります。
サプリメントで摂取する場合の注意事項
1:イチョウにはギンコール酸というアレルギー物質が含まれています。
業界の自主規格基準に沿ったサプリメントではギンコール酸の量が規制されていますが、それ以外のサプリメントやお茶などでは不明です。
また生の葉および葉の煮出し汁にはギンコール酸が含まれるので、摂らないようにしましょう。
2:ワーファリンなどの抗凝血剤を使用している人が摂ると、薬の作用が強まる危険があります。
3:妊娠中、授乳中の安全性については十分なデータがないので、使用を控えたほうがよいでしょう。