しーちゃさんの『献立ノート』日記一覧

母の入院

ただいま母が入院中。腰の骨を折る大けがで。

おそらくけがをしたのは日曜日なのですが、うちに連絡があったのは月曜日の夕方でした。連絡がとれないことを心配したご近所さまが民生委員の方に連絡し、そこからさらに弟経由でうちに連絡が来ました。

最終的には警察を呼んで窓ガラスを割って入ってもらったのですが、居間で倒れたまま動けずにいたそうです。そのまま救急車を呼んで病院に運ばれました。

ここまで弟と私は電話対応のみ。現場は民生委員の方とご近所の方々が立ち会ってくださったそうです。ほんとありがたい。

翌日からが大変でした。
車でないと移動が厳しい田舎なので、夫に休暇を取ってもらって（自分はペーパードライバーっていう……）病院で手続きしたり、市役所へ行って介護保険の申請をしたり。手術の付き添いのためにももう1日休暇を取ってもらいました。片道3時間ほどの帰省を2回、休暇を1日フルに帰省先で過ごすために夜中に移動したので半徹夜状態が続き、なかなかヘビーな日々でした。

お世話になったご近所の方々にご挨拶とお礼に回り、今回だけでなく日頃いかにお世話になっていたかを知りました。車のエンジンがかからないと言ってはお隣のお世話になり、PCがネットにつながらないと言っては裏のお世話になり……。認知症の程度の割には危なげなくひとり暮らしができていたのは、自分でできることが意外に多かったこともあるものの、かなりの部分がご近所さまのおかげだったのでした。ご近所ネットワークってすごいわ。本当に感謝しかない。

でも病院に入った母を見ると、ひとり暮らしももう限界かと思わざるを得ません。けがをしたことはおろか、救急車で運ばれたことさえ覚えてないもんね……。

手術の付き添いに行った日なんて、腰骨折れてて立てるわけないのに「ちょっと手を貸してちょうだい」と起き上がって立ち上がろうとするし。お母さん、今日はこれから手術だからそれまでじっとしていてください。壁にも「安静」って張り紙してあるでしょう？

言い聞かせるたびに一瞬納得するのですが、すぐまた「2階に行きたいの。お金とってこなきゃ」と言って立とうとします。ここ病院の2階なのにね。自宅にいる気になってるっぽい。どうして2階に行きたがるのか理由がわかるだけに、涙がこぼれそうになりました。2階の自室においてある、封筒に小分けにした現金を持って来たいのよね。そしてそれをお小遣いとして私たちに渡したいのよね。わかってる。わかってるけど、今は行かせてあげられないの。ごめんね、お母さん。

それにしても、認知症もここまでじゃなかったはずなんだけどなぁ。5月までは車も運転できてたし。医者によると、今はショックで混乱しているけれども落ち着けばもとにもどる可能性があるとのこと。もどるかどうかは人によるため、もどらない可能性もあるそうです。よくなってくれるといいんだけど。いずれにしても、もうひとり暮らしは厳しいよなー。

できる限り自宅で過ごさせてあげたいけども。リハビリしていく中で、様子を見ながら先のことを考えなくちゃ。