いちご:赤い小さなフルーツ、いちごは、美容・健康にもってこい。:旬の食材薀蓄

赤い小さなフルーツ、いちごは、美容・健康にもってこい。

春に実る赤いフルーツ、いちご。あの甘酸っぱい味は、一度食べたら忘れられない魅力的なフルーツです。

英語のstrawberryという呼び名は、苗の周りにわら(straw)をしくという栽培方法に由来するという説や、わらのように水を吸うところから名づけられたなど名前の由来には諸説あります。

日本へは江戸時代後期にオランダから伝わり、栽培が始まったのは、明治時代になってからです。

もともとは春を代表する果実でしたが、ハウス栽培が発達し、現在では一年中出まわっています。品種も多く、女峰やとよのか、とちおとめが主要品種で、その他に、章姫、麗紅、アイベリー、あすかルビーなどがあります。

わたしたちが口にしているいちごの実、じつはいちごの果実ではありません。本当の果実はつぶつぶの部分なのです。つぶつぶの中にはもちろん種があります。

あの赤いおいしい部分は、花弁やめしべなどをつける「花托(かたく)」といわれる部分が肥大化して、果実のクッションのような役割になったもの。これを専門用語では「偽果(ぎか)」と呼ぶそうです。

いちごにはビタミンCが多く含まれており、含有量はトップクラス。美容や健康維持に働きます。

また、葉酸やポリフェノールの一種エラグ酸も含まれています。ビタミンC葉酸は、貧血防止に不可欠の栄養素です。貧血の方は、鉄分とともにいちごもたくさん食べるとよいでしょう。


上手に選ぶコツ

  • 表面にハリがあり、鮮やかな赤色をしているもの。
  • ヘタが青々とし瑞々しいもの。

旬の時期


4月~6月(露地もの)

いちごのうれしい機能

  • ビタミンC
  • 抗酸化作用を持つ水溶性ビタミンで、発ガン抑制作用があります。また、シミのもとであるメラニン色素の生成を抑制したり、肌のハリに関係するコラーゲンの生成に関わっています。

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  • エラグ酸
  • ポリフェノール化合物の一種。エラグ酸には抗酸化作用があり、果物の中では比較的強い抗酸化活性を持つことが確認されています。抗酸化成分は、活性酸素を捕捉・消去することができるため、活性酸素によって引き起こされるさまざまな生活習慣病の予防に役立つものと期待されます。




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