春菊:春菊は地味ながら健康に役立つ成分がぎっしり!:旬の食材薀蓄

春菊は地味ながら健康に役立つ成分がぎっしり

春菊の名は、春に菊に似た黄色い花を咲かせるところからついたといわれています。

ただ、別名も多く、関西地方では“菊菜”と呼ばれています。また、刈り取ったあとから何度も茎葉を出すことから「無尽菊」「ふだんぎく」と言われたり、「六月菊」という呼び方もあります。

原産地は、地中海沿岸とされています。

ヨーロッパでは観賞用として栽培されていますが、食用として利用するのは、中国、東南アジア、及び日本です。日本には、500年ほど前に中国を経て渡来しました。

春菊は、葉菜類のなかでも独特の香りを持っています。この香気は、α-ピネン、ベンズアルデヒド、カンフェン、β-ピネン、β-ミルセン、β-クエニルエチルアルコールなどの13種類の成分が主体となって醸し出されています。

この香りが、自律神経に作用し、胃腸を丈夫にするといわれています。また、セキを鎮め、タンを切る働きがあることも、昔から知られています。

栄養成分としては、カルシウムが多く100g当たり120mg。これは、ほうれん草よりも多い値です。

また、β-カロテンも豊富に含まれ、100g当たり4500mgで、ビタミンAに換算すると約380μgと、20代女性の1日分の2/3量にもなります。

さらに、血液凝固に関わるビタミンKも多く含んでいます。

緑色野菜の緑色は、クロロフィルという色素成分です。

クロロフィルは加熱によって分解されますが、春菊のクロロフィルはかなり熱に強いのが特徴です。

春菊、ほうれん草、さやえんどう、グリンピースについて、加熱後どのくらいクロロフィルが保持されるかを確認した実験によると、春菊のクロロフィルの保持率が一番高く、70%だったそうです。

保存する場合は、水で全体を洗ってから、根元に水で濡らしたキッチンペーパーを巻いて保存用の袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。日がたつにつれ変色してくるので、早めに食べきるようにして下さい。

地味ながらも様々な健康効果を持つ春菊で、健康の維持・増進をはかりましょう。


上手に選ぶコツ

葉 →
緑色が濃く、変色がないもの。
また、みずみずしくツヤがあるもの。
香り→
強いもの。

旬の時期


11月~2月

春菊のうれしい機能

  • ビタミンK
  • 緑葉野菜に含まれるビタミンK1と、腸内細菌によって合成されるビタミンK2があります。どちらも出血時に血液を固めるのに働いたり、骨にカルシウムが沈着するのを助けたりします。血栓症の人や、血液の抗凝固剤を服用している場合は、ビタミンKの摂取量が制限されます。

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