ししゃも:本ししゃも、市場に1割・値段は3倍。でも味は格別の絶対保障!:旬の食材薀蓄

アイヌの伝説の魚、柳葉魚(ししゃも)

カリカリの頭、小骨のコリコリ感、卵のプチプチ感といった食感を楽しめるししゃも。ご飯のおかずやお酒の肴にもうってつけの身近な魚ですが、年々漁獲量が激減し、日本のししゃもである本ししゃもの占める割合は現在約一割程度…。市場に出回っている大半のししゃもは、カナダやノルウェーなどで獲れたからふとししゃもという冷凍品を生干ししたものなのです。

ししゃもは北海道東南部沿岸が産地で、そこではこんな伝説が残っています。「昔、凶作に苦しむアイヌの人たちが神様に食べ物をと祈ったところ、柳の葉が川に散って魚になった」と。その魚がまさしくししゃもであり、ゆえに漢字で「柳葉魚」と書くようになったといわれています。またアイヌ語で、柳の“シュシュ”と葉の“ハム”を合わせた“シュシュハム”がなまって、ししゃもと呼ばれるようになったのです。

さて、このししゃもをおいしく食べるためには、さっとあぶる程度に焼くのがコツです。とくに子持ちししゃもは焼きすぎると卵がはじけてしまうので注意してください。冷凍品は解凍するとうまみが水分と一緒に流出してしまうので、そのまま焼きましょう。また、焼く前にお酒を振りかけるとさらにおいしくなるのでぜひお試しを。

栄養面ではまず、日本人に不足している栄養素の一つであるカルシウムを多く含んでいます。しかも頭から尻尾まで丸ごと食べれば、より多くの摂取を期待できます。またビタミンB2も多く含むので、口内炎・肌荒れ・目の充血などの予防に効果があります。ビタミンEも多く含まれており、その強い抗酸化作用は血液をサラサラにし動脈硬化を予防します。さらに善玉コレステロールを増やす働きをもつ不飽和脂肪酸も多く含まれているという、栄養面もバッチリの魚です。


上手に選ぶコツ

腹→ 卵をぷっくりと持った大型のもの
     (15~20cm程)
     腹が割れていない
皮→ ヌルヌルしていない

<国産の本ししゃもの見分け方>
ひれ→尻びれ・腹びれが大きく丸い
皮 →あめ色
     (輸入物は青みを帯びている)

旬の時期


・10月まで漁獲量の激減により禁漁になっている

ししゃものうれしい機能

  • ビタミンB2
  • 間接的に過酸化脂質を分解する働きに関わっているので、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があるといえます。

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  • ビタミンE
  • アルツハイマー病の患者に投与したところ、症状の進行が抑制されたという研究報告もあります。また抗酸化作用によって、リンパ球の免疫機能を低下させるフリーラジカルを退治して、免疫力をアップさせる働きがあると考えられています。

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  • カルシウム
  • 成長期の子供から高齢者まで、骨粗鬆症予防のために欠かせない栄養素です。また、カルシウム不足はイライラや動脈硬化の促進につながります。

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