れんこん:縁起が良くて、料理のバリエーションも豊富! 秋の野菜はこれで決まり!:旬の食材薀蓄

縁起が良くて、料理のバリエーションも豊富! 秋の野菜はこれで決まり!

れんこんといえば、根の中に大きく空いている穴が不思議ですよね。この穴は一体何だと思いますか?

れんこんは沼地で栽培されており、表面に大きな葉が、泥の中にれんこんとなる根が伸びています。

根であるれんこんは直接空気を取り込めません。そこで、地上の葉から空気を届けてもらうために、この穴は存在しているのです。

すみずみにまで空気を通さないとれんこんは生命を維持にできないので、穴はどんな小さなれんこんの先になってもきちんとついているんですよ。

このように穴がいつまでも続いている状態が「見通しがよい」ということで、れんこんは縁起が良いものとしておめでたい席によく登場します。

お正月の「酢ばす」や節句の「ちらし寿司」などがその代表です。

栄養が豊富なこともれんこんの特徴です。

風邪予防のあるビタミンC、整腸作用や便秘改善効果、コレステロールを吸着して体外に排出し、動脈硬化を予防するペクチンという食物繊維が多く含まれています。

栄養の代謝に重要な関わりをもつパントテン酸や、人にとって必須のマンガンも豊富。

また、れんこんの切り口に出る糸の成分であるムチンは、粘膜を潤して保護をする働きがあります。

絞り汁は、薬効作用としてのどの渇きや膀胱炎に効果があるとされています。

れんこんは料理がワンパターンになってしまうと考えがちですが,「揚げる」・「煮る」はもちろんのこと、「焼く」・「炒める」こともでき、「すりおろす」ことでさらに料理の幅が広がる、バリエーション豊富な食材です。

大きいれんこんは煮物や天ぷら、小さいものはきんぴらやれんこん団子にして使うとよいでしょう。

れんこんの皮もよく洗えばきんぴらに利用できます。

小さいものも味は変わりませんので,お弁当の惣菜やすりおろしの蒸し物・汁物などに、大切に使ってくださいね。

ただし、れんこんを切るとすぐにポリフェノール酸化酵素作用により黒ずんできますので、酢水につけることをお忘れなく。

また、飾り切りでバリエーションを楽しむのもオススメです。

穴の丸みに沿って切れ目を入れた「花れんこん」、かつらむきのように外部分を厚めにむく「雪れんこん」(雪の結晶のように見えます)、面取りの要領で角をむいて丸くした「手まりれんこん」などにして、さまざまな料理に挑戦してみましょう!


上手に選ぶコツ

●表皮 ハリのあるもの
肌色のもの
●全体 重みのあるもの
ゆがみのない円筒形のもの
泥付きは鮮度が保たれている
(あまりに白いものは漂白されいてる可能性あり)

旬の時期


11月~2月ごろ

れんこんのうれしい機能

  • パントテン酸
  • 糖・脂質・たんぱく質の代謝に関わるほか、ホルモンや神経伝達物質(アセチルコリン)合成にも関与しています。また、最近の研究ではストレス防御反応に重要な役割があると報告されています。

  • マンガン
  • 人間にとって多量のマンガンは有毒となりますが、骨形成やコレステロールの形成、血液凝固因子合成になくてはならない微量栄養素です。




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